責任感が強く、周囲の期待に応えようと奮闘しているミドル世代の看護師が警戒すべきなのが燃え尽き症候群です。
現場でのリーダーシップや後輩育成、さらには家庭の悩みなど、多方面からの重圧が重なるこの時期、ふとした瞬間に糸が切れたように意欲を失ってしまうリスクは誰もが持っています。
他人のケアには長けていても、自分の心の悲鳴には疎くなりがちな看護師ほど、異変を感じる前に心のセーフティネットを張っておく必要があります。
燃え尽き状態を回避するためには、自分の感情を押し殺さず、適切に外へ出す場所を持つことが不可欠です。
仕事での理不尽な出来事や、自分自身への不甲斐なさを感じたとき、それを仕方のないことと蓋をするのではなく、信頼できる友人に話したり、日記に書き出したりして客観視するようにしましょう。
負の感情を一人で溜め込まず、こまめにアウトプットすることで、心がパンクするのを防げます。
そして何より忘れてはならないのが、徹底的な自愛の精神を持つことです。
看護は自己犠牲のうえに成り立つものではありません。
自分自身が満たされていてこそ、質の高いケアを他者に提供できるのです。
休日に仕事を一切忘れて好きなことに没頭したり、自分を褒めるための小さなご褒美を用意したりすることを、自分に許してあげてください。
また、仕事やプライベートで上手く立ち回れない自分がいても、やさしく抱きしめてあげましょう。
こうしてどんな自分も認めて受け入れて上げる姿勢が、燃え尽きを回避する土台となるのです。