看護師の足腰を守るセルフケア

1日に1万歩以上歩くことも珍しくない看護業務は、足腰に大きな負担がかかるものです。
ミドル世代になると、蓄積された疲労が膝の痛みや腰の違和感として現れやすくなるため、早期の対策が欠かせません。
まず見直したいのが、毎日履くナースシューズへの投資です。
安価なものを頻繁に買い替えるのではなく、クッション性とサポート力の高い靴や、高性能なインソールを選びましょう。
こうして自分の足に合わせることは、将来の足腰を守る重要なポイントとなります。

同時に業務中も、身体への負担を最小限に抑えるボディメカニクスの原則を意識しましょう。
患者さんの介助を行う際、力任せに動かすのではなく、重心を低く保ち、全身の筋肉を連動させて動くことで、特定の部位への過剰な負荷を防ぐことができます。
ベテランだからこそ、基本に立ち返った正しい身体の使い方を見直すことが大事になってきます。
少しの無理が積み重なって大きな怪我・不具合につながる前に、自分の動きを再確認する習慣をつけましょう。

また、仕事の合間や帰宅後の数分間でも良いので、硬まった筋肉を解きほぐすストレッチも取り入れるのがベターです。
特にふくらはぎや腰周り、肩甲骨付近は重点的に伸ばしておきたい部分です。
お風呂上がりの温まっているときに行うストレッチは、睡眠の質を高める作用も期待できます。
自分の身体は、仕事はもちろん人生においても唯一無二の資本となります。
生涯、メンテナンスしていく意識を持って大切に扱っていきましょう。